静脈内鎮静法とは
静脈内鎮静法とは麻酔方法のひとつで、血圧や呼吸を観察しながら点滴を行い、そこから薬剤を投与します。少しずつ眠くなっていきますが、全身麻酔のように意識がなくなることはありません。問い掛けにはある程度反応でき、体の防御反射も保たれているので、安全性は比較的高いという特徴があります。
こんな方におすすめです
- インプラント手術、親知らず抜歯、歯根痰切除術などを受ける方
- 器具がお口の中に入ると、えずいてしまう方
- 治療の音や痛み、振動などが苦手な方
生体情報モニター
当院では静脈内鎮静法を安全に行うために「生体情報モニター」を使用します。血圧・心電図・脈拍・血中酸素をはじめとするオペ中の身体情報を継続的にモニタリングすることで、急な体調変化にいち早く対応できるように備えています。
静脈内鎮静法のメリット・デメリット
メリット
- 治療中は眠っているような状態になるので、治療時間が短く感じられる。
- 健忘効果が期待できるため、治療中の不快な経験が記憶に残りにくい。
- 血圧や脈拍が安定するため、高血圧症などの全身疾患をお持ちの方もインプラント治療が受けられる。
デメリット
- すぐには帰れません。意識がしっかりするまでは院内でお休みいただく必要があります(1時間程度)。
- 当日は車や自転車などの運転や、激しい運動や飲酒は控える必要があります。
- 心臓・肝臓などに異常がある方や、歯科治療よりも加療が必要な全身疾患が認められる場合は使用できない可能性があります。
- 静脈内鎮静法は健康保険適用外の全額自費治療となります。
静脈内鎮静法
標準料金(税込) | 55,000円 |
注意事項
鎮静薬を使用して歯科治療を行うには、患者様に次のような協力をしていただく必要があります。
鎮静内静脈法のご予約時に、注意事項や確認事項については詳しくお話しさせていただきます。
- 静脈内鎮静法を行うにあたり、絶飲絶食が必要になります。
- 当日はマニキュアや口紅はしないでください。
- まれにアレルギー症状の出る場合があります。アレルギーの有無や服用しているお薬についてなど、事前にお伺いします。
- 術後はお薬の効果が残ることがあります。大切な仕事、細かい作業を要する仕事などは控えてください。
- 体調不良時、食事をとってしまったとき、付き添いのいないとき、常用薬を服用していないときなど、歯科麻酔科医の判断で治療を中止する場合がございます。
- 妊娠中の方は使用できません。また、重篤な基礎疾患をお持ちの方には使用できない可能性があります。
- 治療後は車や自転車の運転はできません。必要であれば、付き添いの方とご一緒にお越しください。
- 麻酔終了後の痛みは、飲み薬にて対処いたします。
静脈内鎮静法については、お気軽にお問い合わせください。
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川崎日航ホテル6階の歯科医院「日航ビル歯科室」にご相談ください。
当院では患者様のお悩みを丁寧にお聞きし、一人ひとりに合った治療プランをご提案いたします。