顎関節症治療とマウスピース

顎関節の違和感を訴えて来院される患者様が増えております。

顎関節症の患者様には診察し、徒手療法・スプリント療法をメインに診療しております。

スプリント療法とはマウスピースを入れて頂く治療法です。上顎と下顎の型取りをした後に、かみ合わせの型取りをし、そのかみ合わせの位置を元にマウスピースの高さを設定、義歯に用いるレジンを重合してマウスピースを作成いたします。下の写真のようなマウスピースを使用してスプリント療法を行います。(症状によっては他のタイプのマウスピースで治療をすることもあります)

↑多くの場合は上顎にマウスピースをいれて治療いたしますが、
↓下顎にマウスピースを作成することもあります。

マウスピースは患者様の症状に応じて、噛み合わせを設定いたします。その後何回か来院して頂き、マウスピースの高さ調整を行います。9割方の方が3回位のマウスピース調整で症状の改善を認めます。

症状が改善されない患者様・スプリント療法が不適応な患者様・手術が必要な患者様は、大学病院等高度医療機関へご紹介させていただいております。

他の歯科医院で、歯科治療は行っていて顎関節の異常だけ診察して欲しいという患者様も最近は増えております。顎関節だけの治療・精査ご希望の方もご遠慮なく起こし下さい。